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外科

スタッフの紹介

菅沼 利行(副病院長、第二外科部長兼任)

主な担当 一般外科、消化器外科、乳腺外科、がん化学療法
資格等 外科専門医・指導医、消化器外科専門医・指導医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、消化器がん外科治療認定医、胸部外科認定医、インフェクションコントロールドクター、日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医、身体障害者福祉法指定医、第7回JADECOM指導医講習会受講、日本臨床外科学会評議員、医学博士

中谷 研介(外科科長)

主な担当 一般外科、消化器外科、乳腺外科、栄養代謝管理
資格等 外科専門医、身体障害者福祉法指定医、第9回JADECOM指導医講習会受講

大谷 菜穂子(外科医師)

主な担当 外科全般
資格等 外科専門医、消化器病専門医、マンモグラフィー読影認定医、身体障害者福祉法指定医、第15回JADECOM指導医講習受講

松本 理沙(外科医師)

主な担当 外科全般、乳腺外科
資格等 外科専門医、日本がん治療認定機構認定医、身体障害者福祉法指定医

清水 友哉(外科医師)

主な担当 消化器外科
資格等

福井 綺夏(外科医師)

主な担当 外科全般
資格等

豊福 優衣(外科医師)

主な担当 外科全般
資格等

松原 由佳(非常勤医師)

主な担当 乳腺外科
資格等 外科専門医、乳腺認定医

当科診療のご案内

当科では消化器がんや乳がんなどの悪性疾患と急性腹症をはじめとする救急医療を中心に診療を展開しています。がんの診断から治療まで自己完結可能な包括的診療体制を整備し、地域医療支援病院の外科としての責務を果たすよう努めています。

2021年10月6日(水)より、乳腺外科担当が吉田達也先生から松原由佳先生に変更となりました。

外科で担当する主な疾患

上部消化管疾患(食道、胃、十二指腸)

手術対象疾患

悪性 食道がん、胃がん、胃悪性リンパ腫、GIST、十二指腸乳頭がんなど
良性 胃・十二指腸潰瘍(穿孔、狭窄)など

それぞれの疾患に対してガイドラインに沿った標準的手術が施行され、良好な結果・成績を得ています。また早期胃がんなどを中心に腹腔鏡下手術も適応症例を選択しておこなっています。

下部消化管疾患(小腸、結腸、直腸、肛門)

手術対象疾患

悪性 大腸がん、直腸がん、小腸がんなど
良性 虫垂炎、憩室炎、腸閉塞、痔核、痔ろうなど

大腸がん(結腸がん、直腸がん)は年々増加傾向にあります。それぞれの疾患に対して標準的手術が施行され、良好な結果・成績をえています。また進行大腸がんに対しても腹腔鏡下手術の適応を検討して積極的におこなっています。

肝臓、胆道、膵臓、脾臓疾患

手術対象疾患

悪性 肝臓がん(原発性、転移性)、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんなど
良性 胆石症、胆嚢ポリープ、膵臓良性腫瘍、脾臓疾患など

この領域の疾患では 肝硬変、黄疸や膵炎などの術前合併症例も多く、診断や処置について十分な配慮をおこなって診療しています。肝切除や膵切除など難易度の高い手術についても周術期管理(手術前、手術中、手術後の管理の総称)に労を費やし、安全に経過できるような配慮を徹底しています。

乳腺領域

手術対象疾患

悪性 乳がんなど
良性 乳腺良性腫瘍、乳腺膿瘍

乳がんについてはマンモグラフィー、超音波、MRIなど画像診断に基づき可能な限り温存手術をおこないます。根治性を追求することは当然ですが、整容性にも十分配慮して治療をおこないます。

腹部救急外科・一般外科領域

手術対象疾患

内因性 虫垂炎、腸閉塞(成人腸重積、腸管捻転症など)、鼠径・大腿・臍ヘルニア・胆嚢炎
外傷 肝臓損傷、脾臓損傷、膵臓損傷、胃・小腸・大腸損傷、腸間膜損傷など

当院の救急部と密に協調しての診療をおこなっています。虫垂炎や腸閉塞、外傷などについても適応を選択して積極的に腹腔鏡手術をおこなっています。

手術実績について

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年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
件数 440 475 317 379 428

(最近5年間の手術件数の推移)

当科では消化器癌、乳癌の手術に特に力を入れています。急性腹症や外傷での緊急手術は24時間対応しています。

令和2年以降、COVID-19 流行のため診療制限となった時期もあり、手術件数は一旦減少しましたが、最近では回復傾向にあります。また、検診や受診控えもあり、他臓器転移や周囲臓器へ浸潤した進行癌の症例が以前より増加している印象があります。

病診連携経由での近隣医療機関からの紹介も増えてきており、予定手術の割合が多くなってきています。

鏡視下手術は悪性疾患では胃癌、大腸癌に積極的に適応しており、また、虫垂炎、胆嚢結石症、ヘルニア、腸閉塞など良性疾患に対しても多数実施しています。

乳腺疾患については検診から、乳がんの診断、治療、放射線治療やがん薬物療法などの補助療法にいたるまで自施設内で実施しています。乳房再建については形成外科と連携し、適応を検討して実施しています。

緩和医療については、心身の苦悩に対する全人的アプローチに心がけ、内科医師、精神科医師、放射線科医師、認定看護師、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士と協同し、心身の痛みの軽減に努めています。ホスピス、在宅診療を希望される場合や長期の療養の場合には、社会福祉士を通して他施設への紹介を行っています。

がん薬物療法(化学療法)について

年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
件数 667 766 796 846 918

(最近5年間の件数の推移)

近年、分子標的剤と言われる新規抗がん剤が多数開発、認可されるようになり、国内でも各種がんの診療ガイドラインに迅速に掲載されるようになってきました。抗がん剤を用いたがん薬物治療は、手術前や手術後でがんの縮小、再発防止目的に適用されます。また、再発や切除困難な場合にも適用されます。
当科では最新の国内外のガイドラインに準拠し、がん薬物療法を実施しています。副作用をできるだけ軽減し、外来通院での治療を主体にしています。 令和3年、令和4年の外来化学療法室での治療実績はそれぞれ延べ846件、918件でした。
また、院内には高精度放射線治療センターが併設されており、術前後の放射線治療、あるいはがん薬物療法を併用した放射線治療も増えてきています。

当院の医師が取材されました

  • 腹痛や下痢・便秘を繰り返す場合、大腸がんの初期症状の可能性も?

    菅沼 利行 医師 第二外科 部長 取材記事はこちら
  • ステージや転移の有無によって異なる大腸がんの生存率。再発予防の方法とは?

    菅沼 利行 医師 第二外科 部長 取材記事はこちら